クラリネットの選び方【初心者向けガイド】

クラリネットを始めたいけれどどれを選べばいいのかわからない、何から始めてよいかわからない…そんなあなたのために、初心者向けのクラリネット選びのポイントをまとめました。価格や素材、ブランドの違いなどを分かりやすく解説します。

1. クラリネットの種類

クラリネットにはさまざまな種類がありますが、初心者が最初に選ぶのは B♭クラリネット(ビー・フラット・クラリネット)が一般的です。吹奏楽、オーケストラ、ジャズなど幅広いジャンルで使われており、楽譜や指導者も多いため、最も学びやすいモデルです。

私も吹奏楽部でクラリネットに出会った時に最初に選んだのはB♭クラリネットでした。ブラスバンドの曲はもちろん、ソロコンテストなどで演奏するような難しい曲もB♭クラリネット用に作曲されたものが多くあります。

主なクラリネットの種類と特徴

 

クラリネットの種類 特徴 レベル
B♭クラリネット 一般的に最も広く使用される。初心者向けの教材も豊富。 ✅ おすすめ
アルトクラリネット
(A クラリネット)
B♭クラリネットより半音低い。主にオーケストラでよく使われる。 ❌ 初心者には不要
バスクラリネット 低音が特徴。サイズが大きく、値段も高い。 ❌ 初心者向けではない。
(B♭に慣れてからの方が良い)
✅ 結論: まずは B♭クラリネット を選びましょう!
Clarinet B flat
B♭クラリネット
Alto Clarinet
A クラリネット
バスクラリネット

2. 価格帯

クラリネットの価格は 約3万円〜100万円以上と幅広く、初心者に最適な価格帯は 5万円〜50万円程度 です。

価格帯ごとの特徴

価格帯 特徴 レベル
〜5万円 プラスチック製が多く、安価だが耐久性や音質に難あり。 🟡 予算が限られている場合のみ
5万円〜50万円 初心者向けのエントリーモデルが多く、品質も安定。 ✅ おすすめ
50万円以上 プロ仕様の木製クラリネット。 音質は良いが、メンテナンスが必要。 ❌ 初心者には不要

おすすめ: まずは 5万円〜50万円 のクラリネットを選ぶのがベスト!

The Claribellの場合、最初にクランポン社の当時45万円ほどのクラリネットを購入しました。その後、音楽大学の受験を見据えて別のモデルに買い替えています。このように、長く続けていく場合は、演奏レベルや目的に応じて楽器を買い替えていくことも珍しくありません。

3. クラリネットの素材:プラスチック vs 木製

クラリネットには プラスチック製(ABS樹脂) と 木製(グラナディラなど) の2種類があります。
それぞれのメリット・デメリットを見てみましょう。

プラスチック製(ABS樹脂)はお手頃な価格で入手できるので、初心者や学校での貸出用としては十分に実用的です。ただし、本格的にクラリネットを吹いていきたい、という方にはやはり木製をお勧めしたい。なぜなら、木製クラリネットの方が音色が豊かで温かみがあり、より繊細な表現が可能だからです。

4. お勧めブランドとモデル

素材 特徴 初心者向け?
プラスチック製 軽くて丈夫。温度や湿度の影響を受けにくい。 気軽に試したいし初心者にお勧め
木製(グラナディラ) 音質が豊かでプロ向け。ただし高価で管理が難しい。 ✅ 長く吹く初心者にお勧め

クラリネットを選ぶ際、信頼できるブランドのものを選ぶことが重要です。以下は、初心者におすすめのクラリネットブランドとそのモデルです。

✅ 結論: 始める時はクランポンの学生モデルが特にお勧め!
    YAMAHA YCL-255 も初心者向けにバランスがよく、お勧めです。

The Claribellはクランポン社のR13モデル(当時45万ほど)を最初に購入。その後音楽大学受験を見据えて、5年後にクランポン社Tosca(当時120万ほど)に買い換えました。今でもToscaを使用しています。(R13も時々吹いてます。)

R13はプロの人も使う楽器。初心者には少し根性がいるかもしれません。E13という学生用モデルがクランポン社から出ています。息も入りやすく、演奏もしやすいためそちらがおすすめです。

ブランド モデル 価格帯 特徴
Buffet CramponM
(ビュッフェ・クランポン)
E13 40〜50万円 初心者・学生用モデル。息も入りやすく、演奏もしやすい。
Buffet CramponM
(ビュッフェ・クランポン)
R13 40〜50万円 R13はプロの人も使う楽器。初心者には少し根性がいるかもしれません。
YAMAHA(ヤマハ) YCL-255 10〜20万円 音の安定性が高く、初心者向けの定番モデル

5. どこで買える?

初心者向けのクラリネットは 楽器店やオンラインショップ で購入できます。高価な買い物になりますから、可能ならば最初はクラリネットの先生などに楽器を「選定」してもらい、自分に合った楽器を選んでもらえると良いでしょう!

🔹 楽器店

お店名 場所 概要
XXXX XX
XX
XXXXX
XXXX XX
XX
XXXX
ドルチェ楽器 東京
大阪
名古屋
海外メーカーの正規輸入代理店を務めるとともに、自社開発のオリジナル製品も展開する、管楽器専門の楽器店。

🔹 オンライン

6. まとめ & おすすめのクラリネット

初心者向けクラリネット選びのポイント

✅ B♭クラリネットを選ぶ(初心者向けの標準モデル)
✅ 5万円〜50万円の価格帯がベスト(耐久性・品質◎)
✅ 気軽に吹くならプラスチック製。長く続けるのなら最初からグラナディラ製(木製)がお勧め。
✅ おすすめブランド: ビュッフェ・クランポン、ヤマハ

🎵お勧めクラリネット

–  Buffet Crampon (ビュッフェ クランポン) E13 B♭クラリネット
– Buffet Crampon(ビュッフェ・クランポン) B♭クラリネット R-13
– YAMAHA (ヤマハ) B♭クラリネット スタンダード YCL-255

🎵 これからクラリネットを始めるあなたへ!

クラリネット選びは最初は難しく感じるかもしれませんが、自分に合った楽器を選べば、演奏がもっと楽しくなります!

楽器は個体差があり、同じモデルでも吹きやすい個体と吹きづらい個体があります。高価な買い物になりますから、可能ならば最初はクラリネットの先生などに楽器を「選定」してもらい、自分に合った楽器を選んでもらえると良いでしょう!

自分で選定をしてみたいという人は私が楽器を選ぶ際に気を付けていることや選ぶポイントをまた別のブログで紹介しますので、そちらも参考にしてみてください!

↑「楽器の選定の仕方」という記事を作るか(次の記事をこれに変更するか)、ここに書ききるか